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「大好き、大っ嫌い。」
子供の頃は簡単に言えた言葉。
「そうだね、うん。」
大人に成ってしまった言葉。
義理という言葉がぴったりな僕の言葉には何の意味があるのか?
「嫌だ、死にたくない。」
見た事もない様な声で叫ぶ。
これが本来の人間の姿なのかもしれない。
「死にたくないのに、何でリスカなんてしとんねん・・・。
所詮平和な国に産まれた奴には平和の幸せさなんて分からんのかね。」
彼のリストカットの後は随分と昔に出来たものに見える。
「存在を認めて欲しいなら別の方法があるんやない?」
リストカット
自分の手首を切る
自殺するためなのか、それとも・・・。
「こんな状況でも誰かに認めて欲しいんか?
そんなんじゃ誰にも相手にされないやろ。
しかも此処は戦場なんやから、弱い奴は殺されてしまうで。」
彼には何が必要か、俺には分からなかった。
「僕は・・・。」
ありがとう、彼はそう口にしていた気がする。
銃声は聞えなかった。
サイレント銃だったのか、それとも聞えなかっただけなのか。
「真実は言葉にしないといけない気がするわ。
お前も俺も皆、口にしてみればいいんや。」
偽善的な言葉よりも本心がこんなにうれしいなんて思わなかった。
彼は誰にも言ってもらえなかったのかもしれない。
ただ貴方は弱いふりをしているだけだと
でも真実の言葉が何かを変える事があるんだ。
ありがとう。
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