禁忌 タブー

 

 

 

 

神様が決めたルール、それに従うのは人間。

 

しかし従わないのが人間だ。

 

僕の通う学校では、それが普通のことです。

 

中には全寮制という言葉に引かれて入学してくる方もいますがね。

 

 

 

「不二周助くん・・・君の為に・・・弟さんの顔だけ、残しておきましたよ。

 

神に逆らう者にも神の慈悲がここにありますよ。

 

最後のお別れが聞ける耳は残っていませんがね」

 

 

 

「・・・観月・・・お前は正気か?」

 

 

 

「観月さん・・・それ・・・」

 

 

 

僕の前には何故か裕太くんが見えます。

 

元気そうな姿が見えていますが、きっと僕への忠告の為に

 

神様が幻覚を見せているのでしょう・・・。

 

いかなる事情でも、神の為でもその罪は変わりませんから・・・。

 

 

 

「そうですね、不二くん。

 

僕には裕太くんが見えていますよ・・・。

 

神の生贄となった裕太くんは神聖な存在・・・姿はなくとも