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遭いのコトバ I did not want to encounter it.
「君には遇いたくなかった。」
竜崎桜乃の耳にその言葉が届いた。
「先輩はこのゲーム、乗ったんすね。」
不二周助は越前リョーマの目を強く見つめている。
「その血、ウチの先輩の血ですか? それともアンタの弟の学校の人の血ですか?」
リョーマの目にはレギュラージャージが赤く染まった 不二の狂気に満ちた姿が映し出されていた。
「越前、僕は昔からこういう奴だったんだよ。 もう人を殺すことに抵抗がないんだ、 自分で自分が恐ろしいんだ、震えが止まらない・・・。」
桜乃は木の陰から不二とリョーマを見つめ続けていた。
『リョーマくん、何で逃げないの? 武器も持っていないみたいだし・・・・。』
不二はウエストに隠していたハイスタンダード22口径2連発デリンジャー を取り出し、一発を越前に向けて撃った。 弾はリョーマの足を掠めて草の中に埋まった。
「不二先輩、外しちゃいましたね。 その銃、2発しか弾入らないんですよ、次は外せないっすね。」
リョーマの挑発に不二は後1発の弾を放った。
「竜崎!あぶな・・・・・」
不二の放った弾はリョーマの前に立ち塞がった桜乃に当たった。
「なっ・・・、竜崎さん。何で越前を・・・・。」
「竜崎・・・、何で・・・・こんな事。」
リョーマは自分の胸に桜乃を抱えて顔を見つめる。
「・・・リョーマくん・・・ 生きてよ、私・・・無我夢中で・・・リョーマくんを・・・」
不二はその間に走って行った。
「リョーマくん、私・・・リョーマくんの事、好きだったの・・・ こんな事にならないと、私、告白できなかったと思う・・・。 だから、リョーマくんに生き残って欲しい。 二人では生き残れないから、リョーマくんに。」
「遇いたくなかった、このゲームでアンタに。」
『最後に残したい、この言葉を』
「アンタの事、好きだよ・・・。」
桜乃は微笑みながら瞼を閉じた。
『桜乃へ愛の言葉を』
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