反逆の遺伝子

~The Prince of Tennis in Battle Royale~

 

 

 

 

BATTLE.9 恋焦がれた真実。 

The Truth that I don’t Wanna Know.

 

 

 

 

 

「銃弾を打ち込んだのか?

 

俺達は彼らの役に立てたのだろうか?

 

俺達のような運命を、彼らが迎えなければいいが・・・。」

 

 

 

「大丈夫だろう、彼がいる。」

 

 

 

2人の男は暗闇の中で笑った。

 

 

 

「そうだな、俺達には無理でも彼らには出来るかもしれない。

 

でも彼らは真実を受け入れられるのだろうか・・・。

 

特に不二、彼は真実に恋焦がれていたからな。

 

もしも現実に直面したら・・・。」

 

 

 

不二は自分の鞄から手紙を取り出した。

 

 

 

「もしかしたら彼らは僕にこれを届けた人かもしれない。

 

だって政府に分からない様にこんな手紙を・・・。」

 

 

 

「・・・敵か見方か分からない奴を信じるわけにはいかない。

 

それにその手紙の奴と決まった訳ではないからな。」

 

 

 

跡部は座っている不二を見下ろしていた。

 

 

 

「それに反逆者なら国のいたるところにいる。

 

今の日本の情勢を良く思わない奴らなんて・・・・。」

 

 

 

 

「跡部は海外に住んでいたけれど、

 

日本の事をニュースでやっていた記憶があるかい?

 

君の記憶は偽物だよ、こんな国偽物なんだよ。」

 

 

 

跡部は不二から手紙を奪い取った。

 

 

 

「この紙切れで全てを否定するつもりなのか、お前は。

 

んな物1つで俺の人生、全てを否定なんて・・・・。」

 

 

 

跡部はつかつかと教室の後ろに向かっていった。

 

 

 

「手塚、君は僕を信じるよね?」

 

 

 

「あぁ、今の状況でいるわけにもいかないからな。」

 

 

 

「ねぇ、皆。

 

僕達は此処から逃げ出さなければいけないよ。

 

真実を知りたいなら僕についておいでよ。

 

僕は彼らを追うつもりだから。」

 

 

 

 

跡部は下を向いたまま何も言わなかった。

 

 

 

「兄貴、今から追って間に合うのか?」

 

 

 

「間に合わせるよ。

 

それに早く出よう、彼が戻ってくる前に・・・。」

 

 

 

不二は仲間を募った。

 

 

 

「僕に着いて来る人はいるかい?

 

僕と真実を見つけに行こうよ。

 

もう、こんな処にいる必要なんてないんだ。

 

虚像で出来た世界になんて・・・。」

 

 

 

 

宍戸は不二を見て言う。

 

 

 

 

「真実を見せてくれるなら、俺にも見せてくれ。

 

ただここで殺し合いをさせられるよりは

 

お前の言う真実を見た方がマシだ。」

 

 

 

 

不二は頷き教室を見回した。

 

 

 

 

「此処から脱出しようよ。

 

僕は君たちをここで失いたくない。

 

たとえ真実を受け入れられなくても、

 

殺し合いなんてしたくないんだ。」

 

 

 

恋焦がれた真実を彼らは手に入れに向かう

 

それが残酷な現実に直面していようとも彼らは向かう。