反逆の遺伝子

~The Prince of Tennis in Battle Royale~

 

 

 

 

BATTLE.3 愛と友情と何か

 

 

 

 

『兵役を希望したのは全員で役50名ほどでしょうか?

 

女子も含めてですが・・・。』

 

 

 

『しかしこんなに応募がくるとは思いませんでしたね。

 

ここなんてテニス部の部員だけで集まってますよ。』

 

 

 

『仕方がないじゃないか、15歳を逃したら・・・・。』

 

 

 

『ではテニス部で固めてもいいんですね。

 

ランダムと決めてはいましたが・・・。』

 

 

 

「桜乃!」

 

「朋ちゃん・・・。」

 

 

 

朋香は桜乃に声を掛けた。

 

学校のテニスコートの中には汗だくになった桜乃と

 

テニスボールが転がっていた。

 

 

 

「桜乃は参加するの?兵役・・。」

 

 

「うん、今年のに参加する事にした。

 

リョーマくんも参加するって言ってたし、早い方が楽だって聞いたから。」

 

 

 

朋香は何も話さないまま申し込み用紙を桜乃に渡した。

 

 

 

「これ、一緒に書いてよ。

 

なんだか1人だと緊張しちゃってさ・・・。」

 

 

 

桜乃は用紙の下にラケットカバーを引いて用紙に名前を書き始めた。

 

 

 

「リョーマ様、リョーマ様はこれ、書きました?」

 

 

 

越前は2人が話している間に近付いてきた様だ。

 

 

 

「それ、俺にも頂戴。」

 

 

「あっはいはい・・・。」

 

 

 

朋香は自分の鞄から申し込み用紙を取り出した。

 

 

 

「何時に成ったら兵役とかなくなるのかな?」

 

 

 

桜乃は書き終わった紙を手にそう呟いた。