子供達の聖戦

The Prince of Tennis in Battle Royale 〜

 

 

 

 

 

 

 

鳳長太郎の勇気

 

 

 

 

 

自分を汚いと思いました。

 

誰にでも汚い場所があると僕も知っていましたけど

 

それでも自分の汚さに嫌悪したんです。

 

ランダムで1人殺される事に成って俺の側にいた綺麗な奴が

 

死んでしまうのが怖かった。

 

誰よりも綺麗な奴だったから余計に。

 

アイツには生きていて欲しかったんです、汚い俺の変わりに。

 

 

俺、両親に手紙を書いたんです。

 

俺はあのまま生きて帰ってもすぐに死んでいたと思うんです。

 

自分の汚さに嫌悪して・・・。

 

 

 

日吉、アイツ事を汚い奴だと思っていたんです。

 

だって幸村さんが立海に来た事で俺達が不利に成ったのだから。

 

日吉が来ない事で仲間を危険に晒すなんて俺は許せなかった。

 

でも俺でもきっと同じ行動をしていたから。

自分の汚さに嫌気がさした。

 

誰よりも嫌っていた汚さに嫌悪した。

 

 

 

 

そしてその時が来てしまった。

 

俺は自分の首輪を爆破するか分からないけれど破壊した。

 

自分の命が惜しかった訳じゃないんです。

 

仲間を守りたかっただけです。

 

 

 

宍戸さんや跡部さんもきっと守りたかったんだと思います。

 

 

 

自分を責めなかった樺地をどうか生き残らせたい。

 

僕は人を守りたいと自分を犠牲にしても守りたいと思ったんです。

 

偽善だと思われるかも知れないけど俺はそれでよかったと思っています。

 

殺し合いの中でも綺麗なままでいたかったんです。

 

とえそれが偽りでも、守りたいモノは変わらないから。

 

 

 

 

 

 

大切なのは自分を貫き通す事なんです。

 

 

たとえ自分を犠牲にしてもソレを守るべきだと僕は思います。

 

 

人の可笑しいと罵られてもそれが貴方に大切なら守り貫いてください。

 

 

死んでしまっても後悔しない様に・・・。