
子供達の聖戦
〜The Prince of Tennis in Battle Royale 〜
仁王雅治の恐怖
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幸村が部室で倒れた時、ものすごく怖かった。
目の前で死んでしまうんじゃないかという恐怖で幸村に近づけなかった。
俺の家で人がしんだのは祖母が初めてだった。
それ以来、人と本音で話すのが怖い。
いずれ俺を置いて皆、俺の居ない処へ行ってしまう気がして。
大好きなモノが奪われてしまう気がして・・・。
それを隠す為に自分を偽った。
何も怖くないふりをしていた。
でも俺はいつも恐怖と戦っていた。
何で人は死んでしまうのか、考えた事があった。
その答えは俺の望んだモノではなかった。
「人は次の世代の命の為に懸命に生きて、そして死んでいく。」
婆ちゃんは俺の為に死んだのか?
何故、人は死んでしまうんだ?
人の死は悲しいものだけど、それは自然の摂理だから
仕方のない事だとそう言い聞かせて生きてきたのに
目の前の仲間すら俺は助ける事も出来ないくらい弱い人間だった。
柳生は死んでしまったのか?
俺は仲間の死なんて見たくなかった。
だから自らの死を選んだ。
人の生は誰にも操れない。
例え医師であってもその命を永遠にする事なんて出来ない。
自然の摂理で人は自らの死を恐れる。
でも俺はその摂理に逆らっている。
どうして俺は人の死を恐れるのに自分の死を恐れないのだろうか?
最後に幸村の会えたのがうれしかった。
こんな俺でも救う事の出来た命だから・・・。
寂しいのかも知れない。
大切なモノが無くなってしまうと。
俺は弱いから誰かに依存しないと死んでしまうのかもしれない。
兎の様に俺は死んでしまう・・・。
自ら死を選んだ事を俺は後悔していない。
元々、戦う気なんてなかったからな。
こんなに自分を表に出したのは何年ぶりだろうか?
只、今は眠っていたい。
恐怖と戦う必要なんてない。
逃げたい時は逃げたらいい。
いつかソレに勝てる様になる日まで逃げ続けたらいい。
いつかは勝てるよ、きっと・・・。
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